■担当教員の紹介 |
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槌谷 和義 |
(つちや かずよし) |
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身分: |
准教授 |
学位: |
Ph.D |
学歴: |
英国国立ウォーリック大学 |
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専門分野 |
ナノテクノロジー技術を用いて,モータや歯車を用いることなく熱や電気を力に変えることができるスマートマテリアル(機能材料)の開発や,体内に埋め込むことのできる生体にやさしい材料の開発,さらには,サイズ,形状の自由度を高くするための小型化(薄膜化)技術の開発を目的とした医用工学をはじめ,機能材料学,超微細化工学を専門としている. |
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研究内容 |
今日,医学に応用し得る工学技術,そして福祉への工学応用技術の必要性がますます高まっている.ソフトウエアのみならずハードウェアの面からの,人に優しいシステム設計法の開発,人にとって肉体的・精神的に快適な材料設計法,ならびにその材料の特性に適した加工・創製法の開発は,人間性を重視したこれからの新しい工学の基本的課題であり,かつキーファクターであると言える.
超微細加工が可能なスパッタリング法は,形状記憶合金や圧電材料の機能材料の創製及び、ナノ・マイクロメートルオーダの3次元加工を用いたマイクロアクチュエータの創製が可能であり,その技術に大きな期待が寄せられている.現在すでに可能となった,蚊の針を模倣した外径60μm,内径25μmの血液採取用チタン製マイクロ針の創製などはその一例である.そのような技術を用いた次の2つの研究課題を行っている.(1)人,及び動物・昆虫の生体から機能を学び,それを模倣することで,人に優しい薬物投与システム等のMEMSの設計法と加工法,及びその制御法を構築,(2)
ハードウェアの面からも人に優しくかつ柔軟性ある材料の重要性とその必要性が極めて高いことから,生体適合性を有しかつハイパワーな機能材料の設計法と創製法である.
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主な所属学会 |
日本機械学会
精密工学会 |
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主な論文・著書 |
槌谷和義,中西直之,米田泰一,上辻靖智,森幸治,仲町英治:Bio-MEM用自動血液採取システムの開発,日本機械学会論文集(C編)
71巻,702号,p.603-609,2005年
槌谷和義,北川俊明,上辻靖智,仲町英治,RFマグネトロンスパッタリングによるマイクロアクチュエータ用PZT薄膜創製技術の開発,日本機械学会論文集(A編),71巻,701号,p.66-72
2005年
槌谷和義,北川俊明,奥田雄二,仲町英治,マイクロアクチュエータ用PZT薄膜創製技術の開発,日本機械学会論文集(A編),69巻,687号,p.1601-1605
2003年
槌谷和義,Sam T
Davie,イオンビームスパッタ法を用いたTiNi形状記憶合金マイクロアクチュエーターの薄膜形成,精密工学会,Vol.68,No.1,p.83-87
2002年
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E-mail |
esrmr@keyaki.cc.u-tokai.ac.jp |
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連絡先 |
0463-58-1211(湘南校舎)
EXT (槌谷:4396 12号館:4410 17号館:4389) |