ナノテクノロジーは機械工学・医療工学分野や、情報通信をはじめあらゆる産業分野に波及しつつあります。
本講義では、微小切削加工やナノメータの世界における分子・原子の操作まで幅広く学習。特に微小な世界特有の物理現象(寸法効果、表面張力、原子間力など)の理解に重点を置きます。
精密プロセシング系の数多くの科目と深く関係してきます。
電子・電気機器、精密機器における先端科学技術のキーとなる「機械材料」が研究対象です。
新しい通信システムやリニヤモーターカー等に活用されている超伝導材料、医療や工学で注目されている形状記憶合金、傾斜機能材料などの新材料を取り上げ、物性、器械・電気特性及び材料の加工法の知識・技術を学びます。
また、チタン合金、各種耐熱合金、セラミックスなどについても言及します。
これまで工場を仕事場としていたロボットが最近は病院や家庭にも導入されはじめ、用途の多様化にともなってロボットの機能も変化しています。
ロボット工学とは、ロボットを効果的に動かすための知識を学ぶ学問です。
本講義では、運動学と動力学の分野を中心に扱い、ロボットの構造的な記述手法や関節空間と作業空間との位置・速度的関係、運動方程式の導出方法などを研究します。
塑性加工は、自動車部品生産などの大量生産において極めて重要な役割を果たす加工法であり、本授業では、材料の弾性と塑性変形現象、加工するための加工荷重の算出法と各種加工法について学びます。
具体的には、板を作る圧延、窓枠などのサッシ材を作る押出し、線材を作る引抜き、イクランクシャフトなど自動車部品を作る鍛造、家電製品などの金属筐体を作るプレスなどについて学びます。
また、製造コストや時間、加工精度、製品強度を比較しながら、加工法の選択できる能力を養います。
(1)設計の基本的考え方と取り組み方、(2)設計の基礎となる機械要素(ネジ、軸、キー、各種の継手、歯車の基礎など)について学びます。
機械設計はあらゆる知識を応用してより優れたものをつくり出すことを目的としているので、独自のアイデアと今までに得た知識を存分に活かすことができます。
また、さまざまな機械類の構造について理解を深めることによって正しい取り扱い方を知る利点もあります。